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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第22章 更なる飛躍

「辞めてくれないかな。あんたが居ると
風紀が乱れるんだけど」

『サンライズ』開店前。

先月まで不動のナンバーワンであった真琴が
子分を引き連れ早速おいでなさった。

だいたい水商売に風紀も品格もない。

「店長が了解してくれるなら私はいつだって
辞めますよ」

既に店長は囲ってある。

むしろ今となっては店長が私を
囲いたがっている。

「その言葉忘れないでよ」

ナンバー2に降格となった真琴は
子分を従え更衣室を出ていった。

『サンライズ』開店前のミーティングに
真琴の姿は無かった。

「真琴さんには今日限りで辞めて頂きました」

店長はそう言うと私に向かって微笑んだ。

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