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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第26章 今は耐え忍ぶ時

美鈴が居ない隙……

何故美鈴の前で堂々と告白出来ずにいたのか。

告白自体人前でするものではないが
どう考えても智也が美鈴に
遠慮しているように窺える。

数分前の智也と美鈴のセックスも
智也から誘ったようには到底思えない。

智也も私も互いに想いはあっても
表立って付き合いをしているわけではない。

美鈴が智也に好意を抱いているのであれば
私に嫌がらせじみたことなどせずに
堂々と智也に想いをぶつければいい。

それが出来ない理由でもあるのか。

単に私を陥れたいだけなのか。

いずれにしても今夜の惨事は
知らなかったことにする。

内容次第によっては
美鈴を殺める覚悟はある。

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