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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第26章 今は耐え忍ぶ時

美鈴は朝食と言っていたが
時刻は昼を越えていた。

ダイニングテーブルには
純和風の料理が並んでいる。

「夜は外食だし朝は食べないでしょ?
だから昼だけは気合い入れて作ることに
してるの」

確かに気合いというか
凝っている品の数々だということが
見受けられる料理だ。

お味噌汁も丁寧に出汁をとっている。

「料理苦手だから掃除や洗濯するよ」

同居をしているからには
私もそれなりのことをしなくてはならない。

「いいの、いいの。家事は私に任せて」
「でもそれじゃぁ……私は何をすればいい?」

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