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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第26章 今は耐え忍ぶ時

「理佳はここに居てくれればいいの」

その代償として美鈴と智也の
夜の営みの声を聞かされるということか。

だが、どうしても美鈴から悪意を感じ取れない。

この料理ひとつにしても
とても丁寧に作られていて
愛情がこもっているように思えてならない。

何故だろう。

いったい何が目的なのだろう。

「出勤まで暇だね。理佳どうする?寝ちゃう?」
「これから寝ちゃったら顔がむくんじゃうよ」
「じゃ、DVDでも観ない?お気に入りの映画が
あるんだ。理佳と一緒に観たかったの」

美鈴は嬉しそうな笑顔を見せた。

やはり悪意は感じられない。

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