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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第37章 山本雅樹の事情①

再びシャワーを浴びてすぐに
浴室の扉が開く音が聞こえた。

「私も汗をかいたので」

振り向くとタオルで大事な箇所を隠す
椎名理佳が立ち尽くしていた。

そしてタオルを外すと
驚きのあまり呆然としている俺に
正面から寄り添い胸に顔を埋めた。

「雅樹さん……私のサインに気付かないフリ
してたでしょ?」
「胸が透けてたことですか?」

惚けようとしたがそれだと逆に
椎名理佳が俺をいやらしく感じて
しまうだろう。

「そうです……雅樹さんに子供扱い
されたくなくて」
「俺が椎名さんを子供扱い?どういうこと
ですか?」

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