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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第37章 山本雅樹の事情①

「嫉妬です。だから雅樹さんが美鈴の
お兄さんと知った時は嬉しかった。
私にもチャンスがあるかなって……」

椎名理佳が俺に惚れていた?

「でも美鈴からは何も……」

聞いてない。

「だって……親友のお兄さんを好きになる
なんて……美鈴には言えなかった……」

椎名理佳が俺の腰に手を回し
腹の辺りに柔らかい胸が吸い付く。

「椎名さんと成宮は高校の時からの
付き合いですよね?それなのに俺のこと?」
「年上の男性に憧れる時期でした。
運転する雅樹さんを何度も見掛けて
素敵だなって……」

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