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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第4章 智也の事情~高校一年生~

ラブホの部屋は心地いい温度調整だったが
俺と理佳の身体は冷えきっていた。

通常15分で着くと思われるラブホに
倍の30分を費やしていた。

「智也がキスばっかりするからだよ」
「俺のせいかよ」

とにかく身体を温めたく
バスタブに湯を張った。

理佳はコートも脱がずに立ち尽くしていた。

「智也のせいじゃない」
「え?何がだよ」
「身体冷えちゃったの」

理佳はたまにこうして
可愛らしさを見せる。

そんな理佳を抱き締めずにはいられない。

「まだ寒い?」
「少しね」

俺の腰に理佳の手が回り抱き合った。

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