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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第40章 山本雅樹の事情②

俺は警察に連行された。

「だから俺と理佳は恋人同士なんです!」

取り調べをされる意味が分からない。

「椎名さん御本人はそのようなことは
仰っていませんよ」
「とにかく理佳に会わせてください!」

穏和そうな刑事の表情が
一瞬にして険しいものとなった。

「おたくは加害者!椎名さんは被害者!
会わせられるわけねぇだろ!この変態が!」

刑事は両手で机を『バンッ』と叩き
威圧的だったが俺は怯まずにいた。

俺は悪くない。

「俺と理佳は数日前にも愛し合っている!
理佳に聞いてください!」
「その件か。妹さんの荷物を引き取りに
行った際に力ずくでやったんだろ?」
「違う!むしろ逆だ!理佳が俺を誘惑して……」

最初に誘ったのは理佳の方だ。

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