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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第44章 違った愛の形

智也とは愛の形は違っても
一之瀬に惹かれている。

否定はせずこの切なる想いを受け入れる。

「泣いても食うんだな。感心、感心」

一之瀬が発する言葉の
ひとつひとつに感極まる。

「美味しかったです。ごちそうさまでした」
「今日までご苦労様」

帰りたくない。

「お世話になりました」
「次のお宅でも頑張りなさい」

もっと一緒に居たい。

「あ……あの……私は……」
「……帰りなさい。お疲れさん」

想いを打ち明けたい。

「……好きです」

言ってしまった。

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