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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第44章 違った愛の形

「ハァッ……ハァッッッ……」

これまでにない激しい息遣い。

そろそろだ。

「ぁふッ……ぁふぅんッ……」

互いの名を呼び求め合いたいが
それを出来ないことがもどかしい。

「ぁあんッ……イクゥ……イクゥッッ……」
「ハァッッ……ハァ──────ッッ……」

一之瀬は渾身の力で腰を振り抜き
私の中に熱いものを感じた。

「ハァ……ハァ……」

一之瀬は私の身体に覆い被さるように倒れた。

「ハァ……ハァ……安心してくれ……
俺はタネ無しだ……」

だから子供が居ないのかなどと
不謹慎なことが頭を過った。

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