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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第5章 浮気を正当化~高校二年生~

「……こんなんじゃ騙されないから」

嬉しいはずなのに素直になれない。

「騙すつもりなんかねぇよ」
「じゃ、何でキスしたのよ」
「好きだからに決まってんだろ。バカ」

私だって智也が好きだから
ここまで腹を立てている。

「それならいいけどさ」

好きと言われて許す。

単純だ……私は。

「罰としてガム返せよ」
「無理でしょ。今噛んでるし」

口を開け噛んでいるガムを智也に見せる。

「ほはね(ほらね)」
「だから返せよ」

開いている私の口に唇が重なった。

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