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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第5章 浮気を正当化~高校二年生~

「阿川先輩のファンです」

自分でも驚いてしまうほど落ち着いていて
スムーズに言葉を発していた。

「で、俺の後を着けてきたと」
「はい。ファンの人の家って知りたく
なりません?」

冷静に対応してる……私。

私が私ではないようで
別の誰かが乗り移っている感覚。

それともこれが本来の私の姿?

「分からなくはないけど。家を知って
どうするの?」
「ファンだったらそれだけで充分だと思います」
「だったらって……キミは俺のファンでしょ?」
「ファンでもありますけど好きな想いも
あります。だから家を知っただけでは満足
出来ません」

やっぱり乗り移られてる。

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