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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第5章 浮気を正当化~高校二年生~

「キミ面白いね」

阿川先輩は笑いだした。

「キミではなくて椎名理佳です」
「理佳ちゃんね。了解、了解。
で、満足出来ないって他に何がお望みなの?」

阿川先輩は私のことが面白いようで
ひとりでケラケラと笑っている。

「部屋を見せてください」
「えぇ?俺んちに入るつもり?」
「はい。ダメですか?」
「ダメとかじゃないけど……俺これから
テスト勉強しに図書館行くんだよ」

そうだった。

テスト期間中だった。

忘れてたわ。

「阿川先輩の部屋を見たらすぐに帰ります」

智也が悪い。

そう念じる。

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