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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第5章 浮気を正当化~高校二年生~

「へぇ……綺麗な部屋ですね」

普通だけど。

でも片付けられてはいる。

阿川先輩は参考書や筆記用具を
リュックの中に押し込んでいる。

そして制服のままそのリュックを背負った。

「満足したか?行こうか」

……智也が悪い。

……智也が私を裏切った。

だから私はここにいる。

私は悪くない。

ドアを押さえ私が先に部屋を出るように
促す阿川先輩に正面から抱き付いた。

「理佳ちゃん?」
「先輩……好き……」

私から唇を重ねた。

智也が悪い。

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