moonLight CAT❤︎
第1章 ぷろろーぐ
「良い根性してんな、女。・・・強気な女は好みでね。傅かせたくなる」
「触んな気色悪い!」
がつんっ。
わたしの放った右足蹴りは奴の股間を見事に捉えてしまった。もちろんいくら淫魔とは言え男。そこは弱いらしく、ひょろひょろと蹲った。ザマーミロ。
「さ、ろーず。ティア!行くよ」
「ーーーー待て」
わたしを後ろから抱き寄せ、耳元でそう囁いた。普通の人間なら、一発で虜になってしまうような、低くて色っぽい声音。わたしにしてみれば気持ち悪いこと請け合いだ。
「ほら・・・淫魔のモノは自由に形を変える。お前も一度俺に抱かれれば逆らえなくなるだろうな」
こいつはきっと、今下半身はすっぽんぽんだろう。それが淫魔なのだ。異性から精気を吸う際は、アレを露出しわざと異性に見せつけ、誘惑する。ーーまあ、淫魔という存在は美形がほとんど。大抵の人はその誘惑に抗うことができず、餌食となってしまうだろう。
だがしかーーしーー。わたしともなれば話は別だわさ。
「触んな気色悪い!」
がつんっ。
わたしの放った右足蹴りは奴の股間を見事に捉えてしまった。もちろんいくら淫魔とは言え男。そこは弱いらしく、ひょろひょろと蹲った。ザマーミロ。
「さ、ろーず。ティア!行くよ」
「ーーーー待て」
わたしを後ろから抱き寄せ、耳元でそう囁いた。普通の人間なら、一発で虜になってしまうような、低くて色っぽい声音。わたしにしてみれば気持ち悪いこと請け合いだ。
「ほら・・・淫魔のモノは自由に形を変える。お前も一度俺に抱かれれば逆らえなくなるだろうな」
こいつはきっと、今下半身はすっぽんぽんだろう。それが淫魔なのだ。異性から精気を吸う際は、アレを露出しわざと異性に見せつけ、誘惑する。ーーまあ、淫魔という存在は美形がほとんど。大抵の人はその誘惑に抗うことができず、餌食となってしまうだろう。
だがしかーーしーー。わたしともなれば話は別だわさ。