私の熊
第11章 熊さんが来た
「それでどこに連れてってくれるの?」
熊さんはニヤリと私の顔を見ました
「か、カラオケ!カラオケ行こ!!」
「いいじゃん。案内して!」
この状況で思い浮かぶ所と言えば私の中ではカラオケしかなかったのでした
ここから1番近いカラオケって行ったら...
大丈夫、何回か友達と行ったもん。勢いに乗っちゃえば着く!!
「確かこっち!」
「確かって、あやしいなぁかなこさん」
「大丈夫!よく友達に連れてってもらってたから!いこ!」
「はーい」
熊さんと私は駅の外へと出て、
歩き始めた。
相変わらずこっちを見てニタニタしている熊さん
私は緊張と恥ずかしさでそっぽを向く
「ねえかなこー」
「なに?」
「なんでずっとそっち見てるのさー!」
「//」
熊さんはわかりやす過ぎる私の態度に速攻突っ込んできた