私の熊
第11章 熊さんが来た
実を言うとポテトは私の大好物
真っ先にポテトに手を伸ばした。
「美味しい?」
かなこは顔を赤く染めながら美味しいと答えた。熊さんはそれを微笑ましそうな眼差しで見る。
「来たな、飲んでみ」
「うん!」
初めてのお酒。何度か親に飲ませてもらった事はあったけど、やはり少し苦めでした。
かなこは眉間にシワを寄せながら飲む
「なんて顔しとん」
「んー飲んでみるー?ちょっと苦い」
「どれ、僕の飲んでみて」
熊さんにアセロラウーロンをわたし、熊さんが頼んだアップルウーロンを飲んでみました。
うん、これはいける!!
「わ、これめっちゃうまいやん!」
「そうー?あ、熊さんの苦くないし交換してもいいよー?」
「交換したいー?」
熊さんはニタァと笑を浮かべてこちらを見る。私はなんとなく敗北感を感じながら、素直にうんと答えたのでした