リモーネ
第8章 セッコク
その日曜日の朝、それは俺、竜胆星那にとっていろんな意味で大人になった、もう二度とこれ以上濃い朝はないだろうというものになった―。
…などと賢者タイムになってる場合ではない。
昨日、部活のあとかえでに家に来ないかと誘われた。
もちろんいろんな意味で期待した。
どんな家なんだろう~とか、あのテンションを作ったであろう家族はどんな化け物…いや明るい人たちなんだろうとか、もし家に家族が居ないんだったら、もしかして…セックスするのかな…
なんて期待をかなりして、いざ着くと、家族が居らず、内心全力でガッツポーズをした。
部屋につくやいなや、キスをされ、そのままセックスに流れ込み、俺は処女を卒業した。
そして、体とかを綺麗にしてから再びベッドにはいったはいいものの、寝れない!
もう、びっくりするくらい、寝れない!!!
部活をして、セックス…までして、寝れない!!!
多分ハイをおかしな方にこじらせただけだとは思う。
が、それにしても寝れない!!!
ベッドにはいった瞬間寝落ちた人間が真隣にいるというのに…!!