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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第7章 中学卒業、そして高校に

 中学生の部が終わると、すぐに小学生の部の結果発表がはじまった。


 見てないのでわかりません。


 ですが、ホッとして外に出たら、パンと背中を叩かれた。


「なに?」


 そこにいたのは、ラリ夫だ。


「よかったよ!!」


 それだけ言って会場に入って行った。


 見てたんだろうな。


 会場の中にはマジック道具の販売もあった。


 そこで僕は、小学生の頃、高島屋のマジックショップで見た、河内さんを見たんだ。


 紙袋の中に入れたビール瓶が、消えるってのを演じていた。


 欲しかったけど、お金が無かったのね。


 でも、200円で買えるものが売ってたので買いました。たしか、そこで買ったんだけど、どんなものを買ったか、覚えてません。


「あっ、いた!!」と、声がした。


 山本さんと、中嶋さんだ。


「凄い、よかった!! 最初のシャツを着たの、面白かった♪」


 どっちが言ったか覚えてません。


 ですが、クラスメート、しかも、女子に言われたのが嬉しかったなぁ。



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