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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第9章 貧乏〜貧乏〜

 例えた言い方してるから、それが正解かどうかわからないけど、その見方の発想が、Dr.レオンやセロのマジックなんだろう。


 つまり、マジシャンでも想像がつかない世界のマジックを、ラリ夫が作ってたんだよ。


 そんな世界にいるマジシャンに僕が入ったら、彼の良さを失うことにならないかと、考えたわけです。


 ラリ夫が僕に求めているのが、それだったらの話ね。


 じゃ、僕のマジックは意味ないのかとも、考える。


 僕が出来るとするならば、ラリ夫がやるマジックにツッコミを入れて笑わせることだけ。


 僕はマジックをしていない。しなくていいことになる。


 よけいに、ラリ夫が求めているのがわからなくなった。


 ならば、客を驚かせる、食い付かせる、一瞬でのめり込めるようなものを考えてやろうじゃないか。


 ラリ夫が「えっ、それスゴいじゃん」と、言いたくなるようなものを、考えてやる。


 僕は、1日100円生活をはじめた。


 また、調味料生活と野草拾い。


 公園に咲いてるタンポポ食べました。あれが、花も葉っぱも茎も根っ子も、全部食べられる山菜と知ってから、僕の大事な食料となった。


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