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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第11章 ちょっとごめんね〜

 5分ほどで、1杯目完食。2杯目が来たけど、それが、1杯目を食ってから2分くらい経ってからなんだ。


 それでも食った。


 食わなきゃ、帰れない。食うしかないのよ。


 それで、15分ほど。だけど、また次が来ないのよ。3杯目来たのが、開始から18分くらい。さすがに言ったよ。


「いや、持ってくるの遅くない? 早く作ってよ」


 すると、食べ終わりそうな時に作りはじめないと、余ったらもったいないって言い出す。


 こっちは時間とも勝負してんのに、それは無いんじゃない?


 もう、今から次を作ってくれって言ったんだ。


 なんとか3杯食った。


 けど、もう限界近かったんだけど、やるしかない。さっき言っててたから次がすぐ来たけんだけど、明らかに量が多いんだよ。


 マジか……それでも、箸を止めたら負けになるから食べ続けたんだ。


 そしたら、後ろの方で見ていた土木作業員風のおっちゃんが、店員になにか言ってんだ。


「これはおかしいんじゃないか?」みたいなことを。


 明らかに量が増えてるのはわかるし、作るのが遅いから、30分じゃなく、もう10分増やすべきだとか言うんだ。



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