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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第12章 マジック新時代

 まあ、新しい事務所に入ってから7年ほど、正直、これといったエピソードが思い出せないんですよ。


 仲間はいました。


 ウィザード川津、霧寿斗、AKASO、タクト、みんな、楽しいマジシャンばかりだ。


 だけど、特に書けそうなエピソードはない。


 どっちかと言えば、マジシャンとしてのこの7年間は、僕にとっては黒歴史の1つと言っていい。


 これは、マジックだけでなく、理容師を再開してからの7年でもあるわけで、ここではかけないような辛いこともあったんですよ。


 だから、本当はおもいっきり書けるくらいのことがマジックであったのかも知れないが、苦い苦しい思いの方が強すぎて、面白く感じなかったのかもしれません。


 この章をラストに、もう少し書いていきたいと思います。


 小さな仕事はたくさんありました。


 舞台と呼べるような場所に立つことは、ほとんどありませんでした。


 新時代マジックブームがおきていて、スナックやBARなんかで、クローズアップマジックを披露することがほとんど。


 たまに、ポスターからハンバーガー出してと、よく言われましたが。



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