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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第3章 調子乗り豆マジシャン

 一本の端、上の部分を持ち、下の端を持ち上げて中指にかけ、一本の真ん中に輪っかを作るように持つ。その輪っかの上の部分をパチンと切るんだけど、同じようにやっても、長いのと短いのにはならない。


 実はやろうとしてたのは、ロープってのはストローのように空洞になってるから、端と真ん中にピップエレキバンの磁石を入れようと思ったわけです。


 だけど、偶然見つけた切り方に考えが変わりました。


 つまり、長いロープの真ん中に短いロープをひっかけるのです。


 そして、交わる部分を隠したら、切れた2本のロープに見えませんか?


 なおかつ、見せ方によっては、2本の切れたロープをこれから結ぼうとしてるようにも見えるんですよ。


 なんとか、出来ないかと……。


 なぜ、こうなったか知りたいわけですが、そこから先の突破口が見出だせない。


 でもね、輪っかをいじってる最中に、発見できたんです。


 輪っかを一回ひねると、それが出来ました。


 すると、ある手順が出来たのです。


 本当に種も仕掛けもない、ロープが一本。それに輪をつくり、「の」の字になるように持つ。


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