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第1章 みちしるべ
「よし帰ろかー」
そう答えたんは私じゃなくタクで伝票を持ってレジに向かう
もう少し居りたかったな
今日はまだ帰りたくないんさなー……
「しぃー行くよー⁇」
いまだ座っとる私を不思議そうに呼ぶ美玲
「ごめん今行くー」
重たい身体を無理に立たせ美玲たちのもとへいそぐ
はあ、憂鬱。体がすごい重たく感じる
美玲でもおぶっとんのかなってくらい←失礼
今日は月に1度の私の記念日。ある意味で。
嬉しくもない記念日。
叶うものなら2度ときてほしくないこんな日。
今日はままが帰ってくる日
知らん男を連れて……
「そーいえばさもうすぐ夏休みやけどしぃーはいつもどーしとるん?」
隣を歩く美玲がきく
ああそっかもう夏休みか
高校入学してバタバタしとったからなんも考えてなかった
ん?まてよ、てことは
「その前にテストっちゃう?むしろそっちのが大事じゃない?」
私の答えにあ"っと嫌そうな顔をする美玲……と涼
涼、お前もか……
「やばいんじゃないの?赤点とったらほとんどが補習で夏休み潰れるよ」
2人をちゃかすように言うタク
うわー悪そうな顔しちゃって何を企んどんのか
「しぃーお願い助けてー(泣)」
泣きついてくる美玲
ほんと遊ぶことしか頭にないんやから
「バカのお前が何でテストのこと忘れるんや。そーゆうのは俺みたいに勉強出来る奴が忘れるもんやろ。それがお決まりやろ!」
そのお決まり初めて聞いた
へーてことは涼って勉強出来るんや初耳
クラスちゃうし気付かんだ
ん?美玲??その顔はなに?ぇ、変顔?ぇ、このタイミングで?
にしてもクオリティー高すぎやん?いやいやその顔はあかんやろ
いつもの雰囲気崩れとるしなにより女の子として見せたらあかん顔やし
ってかなんでその顔を涼に向けとるわけ
そんなに見て欲しいの?いやいくら幼なじみやからってその顔は
っとふとタクの方を見ると……
あ、ごめんやっと理解した
2人にそんな顔させるほど涼ってバカやったんか
え、まてよ、おい涼よく自信満々な感じで言えたなさっきの言葉
まったく、騙されたやないか!!
そして美玲わかったから
私も本当のこと知っとったら同じ顔しとったと思うけど
そろそろその救いようがない奴みたいな目で涼をみるのはやめてあげて
「とりあえずテストまで2週間あるし勉強するかー」
美玲より先に顔を戻したタクが話を進める
そう答えたんは私じゃなくタクで伝票を持ってレジに向かう
もう少し居りたかったな
今日はまだ帰りたくないんさなー……
「しぃー行くよー⁇」
いまだ座っとる私を不思議そうに呼ぶ美玲
「ごめん今行くー」
重たい身体を無理に立たせ美玲たちのもとへいそぐ
はあ、憂鬱。体がすごい重たく感じる
美玲でもおぶっとんのかなってくらい←失礼
今日は月に1度の私の記念日。ある意味で。
嬉しくもない記念日。
叶うものなら2度ときてほしくないこんな日。
今日はままが帰ってくる日
知らん男を連れて……
「そーいえばさもうすぐ夏休みやけどしぃーはいつもどーしとるん?」
隣を歩く美玲がきく
ああそっかもう夏休みか
高校入学してバタバタしとったからなんも考えてなかった
ん?まてよ、てことは
「その前にテストっちゃう?むしろそっちのが大事じゃない?」
私の答えにあ"っと嫌そうな顔をする美玲……と涼
涼、お前もか……
「やばいんじゃないの?赤点とったらほとんどが補習で夏休み潰れるよ」
2人をちゃかすように言うタク
うわー悪そうな顔しちゃって何を企んどんのか
「しぃーお願い助けてー(泣)」
泣きついてくる美玲
ほんと遊ぶことしか頭にないんやから
「バカのお前が何でテストのこと忘れるんや。そーゆうのは俺みたいに勉強出来る奴が忘れるもんやろ。それがお決まりやろ!」
そのお決まり初めて聞いた
へーてことは涼って勉強出来るんや初耳
クラスちゃうし気付かんだ
ん?美玲??その顔はなに?ぇ、変顔?ぇ、このタイミングで?
にしてもクオリティー高すぎやん?いやいやその顔はあかんやろ
いつもの雰囲気崩れとるしなにより女の子として見せたらあかん顔やし
ってかなんでその顔を涼に向けとるわけ
そんなに見て欲しいの?いやいくら幼なじみやからってその顔は
っとふとタクの方を見ると……
あ、ごめんやっと理解した
2人にそんな顔させるほど涼ってバカやったんか
え、まてよ、おい涼よく自信満々な感じで言えたなさっきの言葉
まったく、騙されたやないか!!
そして美玲わかったから
私も本当のこと知っとったら同じ顔しとったと思うけど
そろそろその救いようがない奴みたいな目で涼をみるのはやめてあげて
「とりあえずテストまで2週間あるし勉強するかー」
美玲より先に顔を戻したタクが話を進める
