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ミヤちゃんと思春期

第1章 秘密と理由



「クッソー、まじ羨ましいんだけど……! で、返事は?」

「オッケーした」

「そりゃそうだよな! 羨ましいぜ深山!」


頭をかかえ、落ち込む佐々木の肩を叩く。

……でも、なんでぼくだったんだろ。

話したこともなかったのに。(そんな状況でオッケーしたぼくもぼくだけど。)


そんなことを考えていると、さっき交換したばかりのラインに、ミヤさんから『今日一緒に帰らない?』と来た。

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