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第1章 エ。


うん。状況を整理しよう。



「邪魔」

バキィィィィィィィィィィィィィィィッッッッッッッッッッッッ!!!!

「!?????????!」


私は制服のスカートの汚れを払い、

反射的に蹴った奴を全体重かけて

踏んづけて家に入る。

「アラおかえりー。
 
 ドアが壊れたら、あんたが帰って
 
 きたってコトだもんね~~」

「お母様、転校させて頂きます。」

「ヤ待って!!冗談が過ぎるでしょー」

自分のこれから生きていける

最低限の荷物を部屋から持って

こようとする私の腕を、親と

呼べないお母さんがガッと掴む。

「冗談過ぎるのお母さんでしょ
 
 今日も不審者いたよ、ピエロの

 仮面つけて目がギョルギョル出てて

 生理的に受け付けないのが。」

「今日生理だったの?だから

「バカ野郎。」

「反抗期ッ!?反抗期なのね!!」

お母さんが半泣きしたところで

私は、ため息をついた。





実は私、下関 美香瑠は

ストーカー(よりもタチ悪い)

被害に合っている。


今日奴はピエロの仮面つけて、

目の部分はくりぬかれ、なんか

グルグルした針金の先に目ん玉····

という小さい子がみたら確実に

トラウマになるであろう格好を

していた。 いや今日に限らず、

毎日だ。

「お母さん人100000倍位

 家族溺愛してるクセに、

 転校してくんない········」

あのバk··いや、お母さんは頭が

柔らかいから私のストーカー

なんて信じてくれない。 

ある意味ヒドイがな。



b、いやバカのコトは置いといて。




奴は、普通のストーカーじゃない。

まるいち。 今日の昼休み。


ズリズリズリズリズリズリッッッッ!!!!

「あれへぇ~、どうしたのぉ

 ヲタみか。。「ハゲにするゾ~!」

常に眠そうなのの後ろ髪も掴み

引きづって廊下を走る「zz。。」

それを追うのは、あの変態。

何かブツブツ言いながら迫って

___!


「くっ···」行き止まり!!

「・・・・・・・・・・・・・」

無言の圧力よりも水の圧力ッッ!


「起きろタフタフ女ーーーっ!!」

「。。ふぇっ···てきゃ···?」ガラッ!


ドドぉーーーンッ!!




 




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