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愛しの殺人鬼

第1章 ひまわり畑





「だめ…もう…死んじゃう……」



荒い息を吐きながら、最後の力を振り絞ってポツリと呟き、虚ろな視界のまま男を見た。


「、」


するとそこでやっと男の手がピタリと止まると、唐突にほんの少しだけ後ずさった。
彼の涼しげな瞳が僅かに開かれている。



「あ、」


ーーーそれにホッとしたのも束の間、ぐいっと手首を掴まれて向かい合わせにさせられたと思うと、彼の胸に優しく抱き寄せられた。




そして耳に口をつけ、




「君、本当に面白いよ」



穏やかな声が鼓膜を響かせた。



彼の声は不思議だ。彼のいい香りに包まれて、その声を聞くと安心する。



「あ、あ…、」



だけど、覚えのある熱い何かが下半身にあてられると、途端に恐怖心が襲ってきた。


抗いたい。抗いたいのに、それでも彼の腕の中が心地よくて。



「一緒に死んじゃおうか」


「ーーーーーーーッ!!」



彼の声が優しくて。




ズプリーーー



私は簡単に彼を受け入れた。




「は…っ力、抜ける?」


「抜きたい…けど…ッ」



熱くドクドクと脈打つ大きなそれが深く侵入していくのと比例して快感が襲い、無意識にきゅううと彼のものを締め付ける。




ほんの少しの痛みはあったけれど、それ以上の快感に飲まれてすぐに忘れてしまった。




「…軽く、イッたでしょ」


「っ」



それは当然彼にばれてて、恥ずかしさと生理的なもので涙が溢れ出てきて止まらなくなった。



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