箱……漆
第5章 白雪姫
「私はね――――…死体になりたい女性と連絡をとり…亡くなった場所に迎えに行き…
遺体をここまで運んでくる…
で…プリス王子の予約順に連絡をして…
遺体と愛し合ってもらう…ってビジネスをしているんだよ―――――…」
「―――…ぁ…なぜ」
「何故って――――…私たちは“ネクロフィリア”【死体性愛者】だからね…死体とじゃなきゃ…sexが気持ちよく無いんだよ―――…」
俺は、ニッコリ微笑む後手に…
恐怖を感じつつ……
死体と交わっていた……あの年配監察医が―――――…
羨ましかった…
気持ち良さそうだった……
ぐったりした…死体の…中はどうなっているんだ……
瞬きをしない…姫の…愛おしさ…
俺は……興奮していた―――…