箱……漆
第5章 白雪姫
「――――…どうだい?
貴彦君も―――――――…」
後手の声に導かれる様に…
俺は、ふらふらと立ち上がり…
隣の部屋に入る――――…
ツンと…遺体独特の腐敗しかけの臭いに…脳がクラクラする―――――…
俺は、壁にある…冷安直の引き出しに手をかける…
顔写真と共に…亡くなった日付が書いてある…
その姫は、セミロングの…幼い感じの女性だった…
亡くなったのは…三日前…
「――――…香が見つかった日に亡くなったのか…」
俺は、彼女を安直箱の中から引っ張り出すと……
お姫様抱っこをし…ベッドに寝せた…
「―――…姫…お若いのに…何故…毒リンゴを食べたのですか?」
俺は、姫の冷たい青ざめた唇に…唇を重ねた――――…
「なんとも…美味しい唇…」
俺は、濁った瞳に……微笑む…
微笑みなど返っては来ない…
だが…姫は美しく…冷たい…
俺は…膨らみの少ない姫の胸に…舌を伸ばし…舐め回した―――――――――…
「すっ…すごい…硬い…乳首が…んっ////っいい…死んでもなお…感じているんだね!!ああぁ…」