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第2章 出会いーKAKERU sideー
「耀も絵那さんて呼んでるなら、俺もいいかなーと思って」
「俺と絵那さんの付き合いの長さバカにすんなよ~~。 でも、駆絵那さんみたいなタイプ好きだろーなーって前から思ってたんだよね」
「えっ、別にタイプとかそんなんじゃないけどさー」
なんだろう、でも、耀が絵那さんと前から知り合いだったのを知った時はなんかちょっと羨ましいと思ったけど。
タイプっていうのとはちょっと違うような…、話しやすい人だなーとは思ったけど。
「駆には絵那さんみたいな落ち着いた年上の人が合うと思うよ」
「えー、なんでそんな話になるんだよー、俺今は大学と仕事ちゃんと頑張ろうって思ってるのに」
「まだ前の彼女の事引きずってんの???」
痛い所を突かれた…
俺には以前、同業者の彼女がいた。
でも不注意で週刊誌に撮られてしまい、お互いの事務所から無理矢理別れさせられてしまった。
電話番号も消され、連絡の取りようもなく、ちゃんとした別れ話もさせてもらえないまま終わったーーー
正直、かなり引きずった。
未練というか…、彼女にも、メンバーにも迷惑かけたし、気持ち的に吹っ切れるのにかなり時間がかかった。
恋愛はしばらくいいかなと思ってるのに。
「もう引きずってないよ」
「そーなの??? じゃあいいんじゃないの??? 十分反省したんだし、新しい恋愛に踏み出してみても。 演技の仕事も頑張って行きたいんなら、恋愛も必要だと思うよ」
「いや、もうしばらく恋愛は懲り懲り」
なんだよ、つまんねーのと言う耀の言葉を背中に聞きながら、俺はレッスン着に着替え始めた。
ダンスも演技も、そつなくこなせる耀と違って、俺は何にしても不器用だ。
恋愛だって、他のメンバーみたいに器用に出来ない。
「俺と絵那さんの付き合いの長さバカにすんなよ~~。 でも、駆絵那さんみたいなタイプ好きだろーなーって前から思ってたんだよね」
「えっ、別にタイプとかそんなんじゃないけどさー」
なんだろう、でも、耀が絵那さんと前から知り合いだったのを知った時はなんかちょっと羨ましいと思ったけど。
タイプっていうのとはちょっと違うような…、話しやすい人だなーとは思ったけど。
「駆には絵那さんみたいな落ち着いた年上の人が合うと思うよ」
「えー、なんでそんな話になるんだよー、俺今は大学と仕事ちゃんと頑張ろうって思ってるのに」
「まだ前の彼女の事引きずってんの???」
痛い所を突かれた…
俺には以前、同業者の彼女がいた。
でも不注意で週刊誌に撮られてしまい、お互いの事務所から無理矢理別れさせられてしまった。
電話番号も消され、連絡の取りようもなく、ちゃんとした別れ話もさせてもらえないまま終わったーーー
正直、かなり引きずった。
未練というか…、彼女にも、メンバーにも迷惑かけたし、気持ち的に吹っ切れるのにかなり時間がかかった。
恋愛はしばらくいいかなと思ってるのに。
「もう引きずってないよ」
「そーなの??? じゃあいいんじゃないの??? 十分反省したんだし、新しい恋愛に踏み出してみても。 演技の仕事も頑張って行きたいんなら、恋愛も必要だと思うよ」
「いや、もうしばらく恋愛は懲り懲り」
なんだよ、つまんねーのと言う耀の言葉を背中に聞きながら、俺はレッスン着に着替え始めた。
ダンスも演技も、そつなくこなせる耀と違って、俺は何にしても不器用だ。
恋愛だって、他のメンバーみたいに器用に出来ない。
