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第5章 確信ーENA sideー
昨日のごめんは…この記事の事だったの…???
体に力が入らず床に崩れ落ちる。
「絵那っっ!!」
芹菜に支えられ体を起こす。
「こんなの…嘘だよ…、私は信じない」
「絵那…」
今日はドラマ撮影のスタジオに缶詰めで、夜もスタジオの仮眠室で眠った。
こんな生活がまた数日続いたが、家に帰りたくなかった私にはその方が都合が良かった。
「あんた、家に帰りたくないのは分かるけどさ、スタイリストなんだから身なりもうちょっと気にしなよ」
「へ???」
「ちゃんとしたら美人なんだからもうちょっと気使った方が良いよ」
衣装室にある鏡に自分の姿を写す。
確かに酷い。
「…ちょっと1回会社に戻って着替えてくるわ…」
「そうしなー……て絵那!! 大丈夫!?」
「大丈夫ですか!?」
誰かに呼び掛けられ身体がふわっと宙に浮く。
私…、倒れたのか…
目を覚ますと仮眠室の簡易ベッドの上にいた。
「絵那さん!? 大丈夫ですか!?」
「あ…はい…、…え!? 大森くん!?」
「絵那さん、疲れてるなら衣装は俺1人で着れるし今日は帰ってゆっくりした方が…」
…大森くんが運んでくれたの!?
「だ、大丈夫です!! それより、大森くんが運んでくれたんですか!?」
「あ、はい。 ほんとに大丈夫っすか???」
「演者さんにこんな事させてしまって…!! スタッフ失格です!! ほんとにすみません!! …っっ!!」
起き上がろうとしたけど頭痛と胃痛で上手く身体を起こせない。
「いや大丈夫じゃないでしょ!! もうちょっと休んでて下さい」
「…すみません、ご迷惑お掛けして…」
「絵那!! 起きた!?」
仮眠室のカーテンを勢いよくあけて芹菜が入ってくる。
「うん…、」
「まだ顔色悪いね」
「大丈夫。 着替え取りに帰ったらすぐ戻るから」
ベッドから下りようとする背中を支えてくれる大森くん。
「あ、ほんとに大丈夫です、すみません」
「絵那、とりあえず今日は帰りな」
「うん、とりあえず着替え取りに…」
首を横に振る芹那。
「今日は休みな」
「えっ、でも午後の撮影…」
「いいから。 俳優さんの衣装私やっとくから。 無理し過ぎだから、一旦家で休みな」
体に力が入らず床に崩れ落ちる。
「絵那っっ!!」
芹菜に支えられ体を起こす。
「こんなの…嘘だよ…、私は信じない」
「絵那…」
今日はドラマ撮影のスタジオに缶詰めで、夜もスタジオの仮眠室で眠った。
こんな生活がまた数日続いたが、家に帰りたくなかった私にはその方が都合が良かった。
「あんた、家に帰りたくないのは分かるけどさ、スタイリストなんだから身なりもうちょっと気にしなよ」
「へ???」
「ちゃんとしたら美人なんだからもうちょっと気使った方が良いよ」
衣装室にある鏡に自分の姿を写す。
確かに酷い。
「…ちょっと1回会社に戻って着替えてくるわ…」
「そうしなー……て絵那!! 大丈夫!?」
「大丈夫ですか!?」
誰かに呼び掛けられ身体がふわっと宙に浮く。
私…、倒れたのか…
目を覚ますと仮眠室の簡易ベッドの上にいた。
「絵那さん!? 大丈夫ですか!?」
「あ…はい…、…え!? 大森くん!?」
「絵那さん、疲れてるなら衣装は俺1人で着れるし今日は帰ってゆっくりした方が…」
…大森くんが運んでくれたの!?
「だ、大丈夫です!! それより、大森くんが運んでくれたんですか!?」
「あ、はい。 ほんとに大丈夫っすか???」
「演者さんにこんな事させてしまって…!! スタッフ失格です!! ほんとにすみません!! …っっ!!」
起き上がろうとしたけど頭痛と胃痛で上手く身体を起こせない。
「いや大丈夫じゃないでしょ!! もうちょっと休んでて下さい」
「…すみません、ご迷惑お掛けして…」
「絵那!! 起きた!?」
仮眠室のカーテンを勢いよくあけて芹菜が入ってくる。
「うん…、」
「まだ顔色悪いね」
「大丈夫。 着替え取りに帰ったらすぐ戻るから」
ベッドから下りようとする背中を支えてくれる大森くん。
「あ、ほんとに大丈夫です、すみません」
「絵那、とりあえず今日は帰りな」
「うん、とりあえず着替え取りに…」
首を横に振る芹那。
「今日は休みな」
「えっ、でも午後の撮影…」
「いいから。 俳優さんの衣装私やっとくから。 無理し過ぎだから、一旦家で休みな」
