
甘い記憶
第7章 秘密の遊び⑵
「高田先輩、ちょっと打ち合わせしたいんですけど、小会議室でいいですか?」
「あ、うん。」
なんてことのない会話だった。しかし千尋は佐伯の瞳がわずかに鋭くなったのを見逃さなかった。
小会議室に入ると、佐伯は後手で鍵を閉め、いきなり千尋の胸をわしづかみにした。
「きゃっ?!さ、佐伯くん!」
「えらいですね。本当にブラしてこなかったんだ。」
「だって佐伯くんが…。」
昨晩「明日はブラつけずに出社してください。」と連絡があった。千尋は律儀にその言いつけを守って出社したのだった。そんなやりとりの間に佐伯は千尋のジャケットを脱がせ、シャツのボタンを半分ほど外した。
「それより先輩、僕に何か言うことありませんか?」
「えっ?」
急に質問されて驚いた千尋だったが、考えても心当たりはない。
「…わからないですか。」
「…うん。」
「…チッ」
佐伯は舌打ちすると、会議室の机に千尋を押し倒した。
「あ、うん。」
なんてことのない会話だった。しかし千尋は佐伯の瞳がわずかに鋭くなったのを見逃さなかった。
小会議室に入ると、佐伯は後手で鍵を閉め、いきなり千尋の胸をわしづかみにした。
「きゃっ?!さ、佐伯くん!」
「えらいですね。本当にブラしてこなかったんだ。」
「だって佐伯くんが…。」
昨晩「明日はブラつけずに出社してください。」と連絡があった。千尋は律儀にその言いつけを守って出社したのだった。そんなやりとりの間に佐伯は千尋のジャケットを脱がせ、シャツのボタンを半分ほど外した。
「それより先輩、僕に何か言うことありませんか?」
「えっ?」
急に質問されて驚いた千尋だったが、考えても心当たりはない。
「…わからないですか。」
「…うん。」
「…チッ」
佐伯は舌打ちすると、会議室の机に千尋を押し倒した。
