
君の隣
第3章 衝撃ーNONA sideー
手早く数冊文献を手に取り、資料室を出ようとした時、及川くんに引き止められる。
「深瀬さんて、安浦ってやつと付き合ってんの???」
「えっ、なんで???」
「あいつはやめといた方がいいよ。 いい噂聞かないから」
…いい噂聞かないから…
自分が昨日された事を思い出し、ストレートに心に突き刺さった。
「…知ってる」
「…あいつと、親しくしてたでしょ??? もう関わらない方が」
「知ってるけど、及川くんに言われても説得力ないよ」
さっきあんな事してた人がよく言うよ…
同じじゃん…
「…そうだよね、でも、心配だから」
「なんで??? 私達、ほぼ初対面だよね??? 及川くんには関係ない事だし、ほっといて」
「初対面じゃないし、俺は、ずっと深瀬さんの事見てたよ」
は??? え???
及川くんに手首を掴まれ向きを変えられる。
真正面にくる及川くんの顔。
さすがアイドルなだけあって吸い込まれそうな目力に、目を合わせられない。
「俺、深瀬さんの事、好きだから」
「…は??? え???」
「だから、安浦みたいな男とは付き合って欲しくない」
…え???
及川くんが、私を…??? 好き…???
なんで…???
「さっき…、可愛い女の子と、キス…してたじゃん…、あれは…、なんなの、じゃあ…」
「あれは…、誘われたら、俺も…、男だし…」
「やっぱ最低だ」
今言われた事とさっき及川くんがしていた行為が私の頭の中で解せなくて、でも及川くんの言い分も全く理解出来なくて、とにかく今はこの空間から出たかった。
「あっ、ちょっと待って‼」
「やだ、離して…」
資料室を出ようとした私を再度引き止め、肩を掴まれ見つめられる。
そして私のカットソーの首元を指でずらした。
「やだ…」
「これ…、あいつに付けられたの…??? あいつと…やったの…???」
「やってない…!! 無理矢理されそうになって…逃げて来たから…」
泣き出しそうな顔で詰め寄られて、言わなくても良いのに、言ってしまった。
「無理矢理…」
「ごめん…、関係ないのに…、全然、大丈夫だから…」
突然がばっと大きな腕と手に抱き寄せられる。
えっ…
「深瀬さんて、安浦ってやつと付き合ってんの???」
「えっ、なんで???」
「あいつはやめといた方がいいよ。 いい噂聞かないから」
…いい噂聞かないから…
自分が昨日された事を思い出し、ストレートに心に突き刺さった。
「…知ってる」
「…あいつと、親しくしてたでしょ??? もう関わらない方が」
「知ってるけど、及川くんに言われても説得力ないよ」
さっきあんな事してた人がよく言うよ…
同じじゃん…
「…そうだよね、でも、心配だから」
「なんで??? 私達、ほぼ初対面だよね??? 及川くんには関係ない事だし、ほっといて」
「初対面じゃないし、俺は、ずっと深瀬さんの事見てたよ」
は??? え???
及川くんに手首を掴まれ向きを変えられる。
真正面にくる及川くんの顔。
さすがアイドルなだけあって吸い込まれそうな目力に、目を合わせられない。
「俺、深瀬さんの事、好きだから」
「…は??? え???」
「だから、安浦みたいな男とは付き合って欲しくない」
…え???
及川くんが、私を…??? 好き…???
なんで…???
「さっき…、可愛い女の子と、キス…してたじゃん…、あれは…、なんなの、じゃあ…」
「あれは…、誘われたら、俺も…、男だし…」
「やっぱ最低だ」
今言われた事とさっき及川くんがしていた行為が私の頭の中で解せなくて、でも及川くんの言い分も全く理解出来なくて、とにかく今はこの空間から出たかった。
「あっ、ちょっと待って‼」
「やだ、離して…」
資料室を出ようとした私を再度引き止め、肩を掴まれ見つめられる。
そして私のカットソーの首元を指でずらした。
「やだ…」
「これ…、あいつに付けられたの…??? あいつと…やったの…???」
「やってない…!! 無理矢理されそうになって…逃げて来たから…」
泣き出しそうな顔で詰め寄られて、言わなくても良いのに、言ってしまった。
「無理矢理…」
「ごめん…、関係ないのに…、全然、大丈夫だから…」
突然がばっと大きな腕と手に抱き寄せられる。
えっ…
