君の隣
第3章 衝撃ーNONA sideー
「俺じゃ…、どうにもできないけど…、安浦にはもう近付いちゃだめだ… 大学にいる間は俺が守るから…」
突然の事に驚きつつ、大きな掌に背中を覆われて温かくて、とても優しくて、素直に受け入れてしまった。
「だめだよ…、及川くんに迷惑かけられないから…」
「迷惑じゃない。 俺が勝手にしたいだけだから…」
「ほんとに…、大丈夫だから…、ほんとに、自分が芸能人だって事自覚して???」
及川くんの胸を押して離れる。
よろよろと出口に向かって歩きだした所で後ろから声を掛けられた。
「なんかあったら、連絡して」
すごく急いで書いたのだろう、手帳の切れ端のような紙に携帯の番号とSNSのIDが書かれていた。
頷いて部屋を出たものの、きっと連絡を取る事はないだろう。
昨日から今日にかけて自分に起こった出来事に現実味がなくて、頭が混乱する。
帰宅して、レポートに取り掛かかったものの課題は全くと言っていい程進まなかったーーー
突然の事に驚きつつ、大きな掌に背中を覆われて温かくて、とても優しくて、素直に受け入れてしまった。
「だめだよ…、及川くんに迷惑かけられないから…」
「迷惑じゃない。 俺が勝手にしたいだけだから…」
「ほんとに…、大丈夫だから…、ほんとに、自分が芸能人だって事自覚して???」
及川くんの胸を押して離れる。
よろよろと出口に向かって歩きだした所で後ろから声を掛けられた。
「なんかあったら、連絡して」
すごく急いで書いたのだろう、手帳の切れ端のような紙に携帯の番号とSNSのIDが書かれていた。
頷いて部屋を出たものの、きっと連絡を取る事はないだろう。
昨日から今日にかけて自分に起こった出来事に現実味がなくて、頭が混乱する。
帰宅して、レポートに取り掛かかったものの課題は全くと言っていい程進まなかったーーー
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