
君の隣
第1章 平凡ーNONA sideー
「ごめんね、待った???」
「いえ、今さっき来たとこです」
「良かったー。 乃南ちゃん今から課題やるの???」
講義後、図書館のお気に入りの席について昨日安浦さんに取ってもらった参考文献とレポート用紙を広げて彼を待っていた。
「はい、バイトまでの間に課題仕上げます」
「バイトしてるんだ。 何やってるの???」
「T駅前のカラオケ店です」
昨日よりは緊張しないで話せる…
安浦さんが話しやすい空気を作ってくれてるのが伝わってくる。
「へー、カラオケ店で働いてるんだ、意外だね」
「意外ですか???」
「なんか、乃南ちゃんっておしとやかな子っていうイメージだったから、そんな賑やかな所でバイトするんだね」
私、そんなイメージ持たれてるんだ…
「全然、私おしとやかじゃないですよ」
「そうなんだ。 じゃあさ、二人でどこか行くとしたらどんなとこ行きたい???」
「えっ…」
それって…
「遊園地とか??? 映画もいいよね???」
「えっ、え…、あの…???」
「ん??? デートに、誘ってるんだけど???」
机にひじをついてにっこりとこちらを見つめる先輩。
「え…、私と…ですか???」
「他に誰がいるの??? 乃南ちゃんと、二人で行きたいんだけど???」
「え…、あ、ハイ」
安浦さんと、デート…???
昨日からの急展開すぎる進展についていけなくなりそうだ。
「どうする??? どこ行く???」
「あっ…、えっと…、先輩に、お任せします」
「じゃあ、今度の日曜日、遊園地行かない???」
次の日曜日は、夕方までバイトが入っていたので夜の遊園地に行くことになった。
「いえ、今さっき来たとこです」
「良かったー。 乃南ちゃん今から課題やるの???」
講義後、図書館のお気に入りの席について昨日安浦さんに取ってもらった参考文献とレポート用紙を広げて彼を待っていた。
「はい、バイトまでの間に課題仕上げます」
「バイトしてるんだ。 何やってるの???」
「T駅前のカラオケ店です」
昨日よりは緊張しないで話せる…
安浦さんが話しやすい空気を作ってくれてるのが伝わってくる。
「へー、カラオケ店で働いてるんだ、意外だね」
「意外ですか???」
「なんか、乃南ちゃんっておしとやかな子っていうイメージだったから、そんな賑やかな所でバイトするんだね」
私、そんなイメージ持たれてるんだ…
「全然、私おしとやかじゃないですよ」
「そうなんだ。 じゃあさ、二人でどこか行くとしたらどんなとこ行きたい???」
「えっ…」
それって…
「遊園地とか??? 映画もいいよね???」
「えっ、え…、あの…???」
「ん??? デートに、誘ってるんだけど???」
机にひじをついてにっこりとこちらを見つめる先輩。
「え…、私と…ですか???」
「他に誰がいるの??? 乃南ちゃんと、二人で行きたいんだけど???」
「え…、あ、ハイ」
安浦さんと、デート…???
昨日からの急展開すぎる進展についていけなくなりそうだ。
「どうする??? どこ行く???」
「あっ…、えっと…、先輩に、お任せします」
「じゃあ、今度の日曜日、遊園地行かない???」
次の日曜日は、夕方までバイトが入っていたので夜の遊園地に行くことになった。
