神様の願い事
第3章 変化
《sideM》
なんとか誤魔化せたな。
俺は胸を撫で下ろしてるのに、隣を歩く翔さんはニコニコしてるし。
和「潤くん」
潤「ん?」
和「忘れ物しちゃったみたい。一緒に来て」
なんだか甘えた声を出して俺を呼び止めるから、翔さんに先に行って貰う事にした。
翔「すぐ始まるからね? 急いでね」
和「はぁい」
ニノの考えてる事はなんとなくわかる。
俺の考えてる事だってなんとなくみ分かるたいだし。
だから俺は、ニノに促されるままに人目につかない階段の下に二人でピッタリ収まったんだ。
和「ね、どう思う...?」
ピッタリと身体を寄せるニノは、上目遣いで俺を見上げる。
潤「翔さん?」
和「うん」
こんなの、相葉さんに見付かったら誤解されそうなシチュエーションだけど。
和「やっぱちょっとおかしいよね…?」
潤「前と違うって事?」
だけどコレは人に聞かれないようにしてるだけで、俺達は何もそんな関係じゃない。
和「前の“好き”より、なんか強く感じない?」
潤「それは、俺も思ってた。“好き”が変わったのかなって」
和「それって、大野さんに対してだよね?」
潤「うん」
やっぱりニノも感じてたんだ。翔さんの少しの変化に。
和「大野さんも...、ちょっと違くなかった?」
潤「何が?」
和「翔さんに対して。なんか...、なんだろうな、何かが、変わった気がする」
潤「ふうん...?」
この間感じた少しの変化。
なんだか気落ちしているような、思い詰めたような。
恋をするともっと明るい変化があるのかと思ったけど、リーダーの出す空気はそれとは違った。
潤「確信は無いけど、ちょっと、見守ってみるか…」
和「うん」
リーダーの変化に、翔さんは関係しているのだろうか。
なんとか誤魔化せたな。
俺は胸を撫で下ろしてるのに、隣を歩く翔さんはニコニコしてるし。
和「潤くん」
潤「ん?」
和「忘れ物しちゃったみたい。一緒に来て」
なんだか甘えた声を出して俺を呼び止めるから、翔さんに先に行って貰う事にした。
翔「すぐ始まるからね? 急いでね」
和「はぁい」
ニノの考えてる事はなんとなくわかる。
俺の考えてる事だってなんとなくみ分かるたいだし。
だから俺は、ニノに促されるままに人目につかない階段の下に二人でピッタリ収まったんだ。
和「ね、どう思う...?」
ピッタリと身体を寄せるニノは、上目遣いで俺を見上げる。
潤「翔さん?」
和「うん」
こんなの、相葉さんに見付かったら誤解されそうなシチュエーションだけど。
和「やっぱちょっとおかしいよね…?」
潤「前と違うって事?」
だけどコレは人に聞かれないようにしてるだけで、俺達は何もそんな関係じゃない。
和「前の“好き”より、なんか強く感じない?」
潤「それは、俺も思ってた。“好き”が変わったのかなって」
和「それって、大野さんに対してだよね?」
潤「うん」
やっぱりニノも感じてたんだ。翔さんの少しの変化に。
和「大野さんも...、ちょっと違くなかった?」
潤「何が?」
和「翔さんに対して。なんか...、なんだろうな、何かが、変わった気がする」
潤「ふうん...?」
この間感じた少しの変化。
なんだか気落ちしているような、思い詰めたような。
恋をするともっと明るい変化があるのかと思ったけど、リーダーの出す空気はそれとは違った。
潤「確信は無いけど、ちょっと、見守ってみるか…」
和「うん」
リーダーの変化に、翔さんは関係しているのだろうか。