神様の願い事
第5章 混乱
《sideN》
和「どこ行ってたのよ」
大野さんは、潤くんに首根っこを捕まれて戻って来た。
潤「トイレ」
和「で? それなに?」
潤「いたずら猫」
いたずら猫だと言われた大野さんは、唇を尖らせてソファーに座る。
智「だってさぁ」
潤「だってもクソも無いでしょ。あんなに我慢しろって言ったのに」
和「何かあったの?」
潤「キスしてた」
和「へ?」
潤「と言うより、リーダーが迫って翔さんにキスを」
和「はぁっ?」
馬鹿かこの人は。だからあれ程言い聞かせたのに。
和「んで、その猫捕まえて来たの?」
潤「うん」
和「翔さんに何か言われなかったの?」
潤「翔さんには見つかってないよ。俺は壁の影から見てただけだから」
和「んじゃ大野さんだけ潤くんの存在に気付いたんだ?」
潤「俺と目が合ったから、そそくさと出て来たんだよ」
智「お前ら猫になった事無いからわかんないんだよ」
和「猫にはなって無いでしょうよ。ぽくなっただけで」
智「そ、そうだけど…。マジで凄いからなアレ」
潤「そんなに?」
智「そりゃあもう」
そんなに凄いのかマタタビって。
あれ? でも。
和「持ってた? 翔さん」
智「へ? 持ってただろ?」
和「でもアレ...」
楽屋の隅に陣取る翔さんと相葉さんが、何やらコソコソしてた。
雅「ねえ翔ちゃん。やっぱコレ、俺には使えないみたい」
翔「へ...?」
雅「さっきカバンに入れてったじゃん? だからもっかい拝借したんだよ。だけどやっぱ、何も効果無かったよ...」
翔「あ... うん...」
ぼーっとする翔さんに向かって、相葉さんは一生懸命話し掛けてる。
胸ポケットから肌守りを取り出して。
潤「持ってなかったって事?」
和「と、思う」
じゃあどうして大野さんは衝動を止められなかったのか。
潤「服に香りでも残ってたのかな…」
それにしたって。
雅「翔ちゃん? 聞いてる?」
翔「あ、うん...」
顔を覗き込む相葉さんは心配そうだし。
雅「唇でも痒いの? 掻いてあげよっか?」
翔「ちょ、やめっ、さ、触るなっ」
雅「え~ ずっと触ってたから~(笑)」
かと思えば笑い合って楽しそうじゃん。
なんだそれ。
最近あんな笑顔。TVでしか見た事無いよ。
和「どこ行ってたのよ」
大野さんは、潤くんに首根っこを捕まれて戻って来た。
潤「トイレ」
和「で? それなに?」
潤「いたずら猫」
いたずら猫だと言われた大野さんは、唇を尖らせてソファーに座る。
智「だってさぁ」
潤「だってもクソも無いでしょ。あんなに我慢しろって言ったのに」
和「何かあったの?」
潤「キスしてた」
和「へ?」
潤「と言うより、リーダーが迫って翔さんにキスを」
和「はぁっ?」
馬鹿かこの人は。だからあれ程言い聞かせたのに。
和「んで、その猫捕まえて来たの?」
潤「うん」
和「翔さんに何か言われなかったの?」
潤「翔さんには見つかってないよ。俺は壁の影から見てただけだから」
和「んじゃ大野さんだけ潤くんの存在に気付いたんだ?」
潤「俺と目が合ったから、そそくさと出て来たんだよ」
智「お前ら猫になった事無いからわかんないんだよ」
和「猫にはなって無いでしょうよ。ぽくなっただけで」
智「そ、そうだけど…。マジで凄いからなアレ」
潤「そんなに?」
智「そりゃあもう」
そんなに凄いのかマタタビって。
あれ? でも。
和「持ってた? 翔さん」
智「へ? 持ってただろ?」
和「でもアレ...」
楽屋の隅に陣取る翔さんと相葉さんが、何やらコソコソしてた。
雅「ねえ翔ちゃん。やっぱコレ、俺には使えないみたい」
翔「へ...?」
雅「さっきカバンに入れてったじゃん? だからもっかい拝借したんだよ。だけどやっぱ、何も効果無かったよ...」
翔「あ... うん...」
ぼーっとする翔さんに向かって、相葉さんは一生懸命話し掛けてる。
胸ポケットから肌守りを取り出して。
潤「持ってなかったって事?」
和「と、思う」
じゃあどうして大野さんは衝動を止められなかったのか。
潤「服に香りでも残ってたのかな…」
それにしたって。
雅「翔ちゃん? 聞いてる?」
翔「あ、うん...」
顔を覗き込む相葉さんは心配そうだし。
雅「唇でも痒いの? 掻いてあげよっか?」
翔「ちょ、やめっ、さ、触るなっ」
雅「え~ ずっと触ってたから~(笑)」
かと思えば笑い合って楽しそうじゃん。
なんだそれ。
最近あんな笑顔。TVでしか見た事無いよ。