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神様の願い事

第2章 秘密

《sideM》




潤「どういう事なんだろ…」


俺は、隣でスヤスヤと眠るリーダーを眺めていた。


潤「猫と、リーダー」


確かにこの部屋には猫がいる筈なんだ。
だけどリーダーは飼っていないと言う。


潤「うーーーん」


全く分からない。
何故猫がいる事を隠す必要があるのか。
それに今は猫の気配なんてサッパリだ。


潤「いる筈なんだけどな…」


どれだけ寝顔を睨み付けたって何も思い浮かばない。

確かに形跡があるのに姿を見せない猫。
それを何故か隠そうとするリーダー。

絶対に何か秘密がある筈なんだ。


潤「気持ち良さそうな顔しちゃって…」


俺の隣で安心しきって寝ている。
スヤスヤと可愛い寝息を立てながら、子供のようなあどけない顔で寝ている。


潤「何隠してんだ。教えろ」


分からなさ過ぎて悔しいから、リーダーの頭を撫でながら睨みをきかせた。


智「んふ…」

潤「…なんだよ。気持ち良いのかよ」


寝ながら笑みを浮かべるその顔が可愛くて、俺は優しく頭を撫で続けるんだ。


ぴょこ


潤「ん…?」


なにこれ。


ぴょこ


潤「え」


思わず手を止めた。


潤「な、なになに」


リーダーの頭の上で固まってしまった俺の手に、髪とはまた違う温かくて柔らかいものが触れる。


潤「うわっ」


目を点にしてその俺の手に触れるモノを見ていたら、急に俺の脇腹が擽ったくなったんだ。
だからふと我に返って脇腹を見てみたら。


潤「なななにこれ」


俺の手に触れる温かくて柔らかいモノ。
俺の腰を擽る、しなやかでツヤツヤしながら蠢くモノ。


潤「まさか、これって…」


なんだこれは。
どういう事だ。


俺、まだ酔っ払ってんのかな。







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