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復活love【ARS.A】

第2章 ~モテ期~

「あの、相葉くん。」


昼休み、同じクラスの佐藤優さんが

声をかけてきた。


「何?」


「今日の放課後、話したい事が

あるので、屋上に来て下さい!」



喋った事なかったし、

よく分かんないけど、断るのは


悪いから頷いた。






「雅紀ー、今日の放課後空いてる?」


かなり前から友達で一つ上の、

櫻井翔くん。



「あ、翔ちゃん。」


「その呼び方やめろって。」


「何で?」


「普通に恥ずかしい。」



そんな事言いながら、受け入れて

くれる翔ちゃん見ると、ますます

言いたくなる。



「ごめん、今日ちょっと…。」


僕は断る。


「何で?」



「今日、クラスの女の子に放課後

話したい事あるから来てって。」




「それって、告白?」


珍しくニヤニヤする翔ちゃん。



「告白なわけないじゃん!」



やけになり言う。



「今まで告白された事も

ないし…。」



「でも最近、雅紀イケメンに

なってきたし…。俺でも好きに

なりそう!」



ふざけて翔ちゃんが言った。



「何か気持ち悪いって思っちゃう

自分がいるからやめて!」


「まっ、頑張れ!」



翔くんはそういって、教室に帰る。




柚希ちゃんに言えないまま放課後…。


「好きです!」


「え?」

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