
気づいて…
第1章 黄×緑
「ねぇ、聞きたい事があって…」
もそもそと鞄を探り始めて
取り出したものを見て唖然とする。
「これって何?」
「知らずに持ってきたの?」
「うん、リーダーが持ってけって。
楽しいはずだょ。って無理やり持たされて。」
「で、使い方とかこれが何なのかとかは」
「聞こうとしたら逃げられて、にのに聞けって…」
こいつが持ち出したのは
ローションと粉末タイプの媚薬と前立腺を刺激するバイブ
これをなんと言えばいいんだょ。
「あのやろぉ、くそッ」
「や、にの、怒らないで!!」
相葉さんは顔を隠して後ずさりする。
殴られるとでも、思ったのだろう。
「ごめんね、大丈夫、何もしないから」
頭を撫でたあと、
俺は媚薬を持ってキッチンに行った。
