
気づいて…
第1章 黄×緑
今からこれがなんなのか
教えてあげるょ。と
俺の中の黒塊が蠢いていた。
ごめんね、相葉さん。
大野さんが悪いの…
コーヒーに媚薬を入れて、
それを相葉さんに飲ませた。
その媚薬は速攻効き目を表した。
「か、かずぅ…なんか、あついぃ」
「大野さんから貰ったやつ、入れたの」
「え!? なに、それ」
もぅ、この言い方が可愛いすぎて
理性がまたもや吹っ飛んだ。
「楽になるんだょ。
これから他のがなんなのかも教えてあげる」
まーくんは俺を潤んだ瞳でじっと見つめた。
多分、不安と期待で
胸がいっぱいで押しつぶされそうなんだろうな。
そぅ、すぐに悟った。
