
気づいて…
第1章 黄×緑
「え、なんで無くのよ。」
そう言ったら涙を一滴流して拭いた。
そして、
「な、泣いてないょ」
って涙声で言うの。
そしたら何故か理性が吹っ飛んだ。
いつの間にかキスしてたの。
唇を重ねるだけの。
相葉さんはものすごく驚いた顔で見てた。
そして、相葉さんの耳元で
「俺も好きだょ。」
そう呟いてた。
そこでハッと気づいたの。
俺も相葉さんの事好きだったんだって。
突然の事で自分も、よくわかっていない。
けど、これは本能でこうして
キスまでしたんだって、分かった。
だから、今夜は理性にストップをかけない。
ごめんね、相葉さん
「ねぇ、ねぇ」
ボーッとなっていた俺をずっと呼んでいた相葉さん。
「ん?」
「もっかい、もっかい言って?」
この言葉がものすごくかわいくて、
「相葉さん、かわい」
つい言葉を口に出していた。
「好きだょ、相葉さん」
そういうと嬉しそうに
今度は相葉さんから口を重ねた。
