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短編集2

第5章 美形×平凡特集

「可愛い、男の子だったな.....」




さっきまで礼央に抱かれていた男の子を思い出す。




俺みたいな平凡とは違って、魅力があって......



あーいう子が、礼央みたいな人に愛されるんだろうな。





俺みたいな奴が、手だしていい相手じゃなかったんだ。





手に持ったプレゼントを強く握り締める。






もう、忘れよう.......






俺はプレゼントをもったまま、ゴミ箱に近づく。





”礼央が好きだ。付き合って欲しい!"



".........わかった。”






無愛想で、好きとも言ってくれなかったけどあの時は嬉しかった。





「バイバイ、礼央......」





これで最後だから。



もう礼央を想うのはやめるから。









さようなら、俺の愛しい人。

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