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短編集2

第5章 美形×平凡特集

その後

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「...........。」




俺は今、礼央の部屋の前で固まっている。



この扉を開けば、礼央の家に入れるんだけど.......,









”あぁんっ"








どうしても体が強張る。


また、あのときみたいに礼央が誰かを抱いてるんじゃないかって。




信じなきゃいけない、でも思ったよりもあの時の傷は深いらしい。



そんなことを考えているとガチャっと音がして扉が開く。



その動きに思わずビクリとなるが、覗いた礼央の顔に肩がおりる。




「........いらっしゃい、聖。」



「お邪魔します。」








俺は前みたいに気軽に礼央の家を尋ねることができなくなってしまった。


















「あ、あの礼央さん......」


「んー?」



「そ、その。服の中に手を入れるの、やめて下さい......」







今、礼央の足の間に座らせられ、後ろから抱きしめられる形で胸のあたりをまさぐられている。




ち、乳首ひっぱられてっ.....!!




「あっ.....んっ.....」


「エロい声....」






何だこのピンク色はー!!!!





「や、やめて!」



そう叫ぶとゆっくりと礼央の手が離れる。



振り返ると、また泣きそうな顔をしていて.....








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