短編集2
第5章 美形×平凡特集
これ以上は不毛だと思い、静かに礼央の話を聞く。
「本当に、何でそんなに気になったのかわからない。でも聖がすごい嬉しそうに大学のこと見てて、『俺あしたからここに通うんだ。』って言ったときの笑顔ほど可愛くて綺麗な表情にあったことなかった。」
懐かしそうに礼央の瞳が細まる。
「俺にはさ、昔から容姿とか、家の財力とかでしか人が集まってこなくて。そいつらの笑顔の裏には何かあるんだろうって疑って生きてきた。聖が俺に初めて会った時、俺に向けた笑顔がすごい優しかった。この人は俺のことをちゃんと見てくれるって思った。」
「礼央.........」
「なのに、聖のこと大切に出来なかった。
本当に悪かった.....」
「本当に、何でそんなに気になったのかわからない。でも聖がすごい嬉しそうに大学のこと見てて、『俺あしたからここに通うんだ。』って言ったときの笑顔ほど可愛くて綺麗な表情にあったことなかった。」
懐かしそうに礼央の瞳が細まる。
「俺にはさ、昔から容姿とか、家の財力とかでしか人が集まってこなくて。そいつらの笑顔の裏には何かあるんだろうって疑って生きてきた。聖が俺に初めて会った時、俺に向けた笑顔がすごい優しかった。この人は俺のことをちゃんと見てくれるって思った。」
「礼央.........」
「なのに、聖のこと大切に出来なかった。
本当に悪かった.....」