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眩しい...カーテンの隙間から差し込む太陽の光で私の目は、覚めた。

「んっんっ〜！」

ベッドから身体を起こし盛大に伸びをする。
ベッドから出た私は、カーテンの隙間から差し込む光に目を細めながらカーテンを開け、窓を開けるとそこには賑わう市場が見えた。
まだ朝だと言うのに、大勢の人で賑わっていた。

「朝から精がでるわね。」

一人でそう呟いてから、タンスを開き服を着替えた。
着替えた服は、白がベースの軍服だった。
背中には、美しい青のマントに肩には金色のヒラヒラがついている。
丁寧に段を付けられたスカートには、一筋金色の線が入っている。
そして、真ん中についている金のボタンを閉め、手の甲の半分からしかない純白の手袋をして、白く輝くブーツを履いた。
そして、手放してはいけない細身の剣をもち青く澄んだ髪を整えた。

「よし。今日も頑張ろ。」

自分でも思うが寂しく一人で元気付けをして、木製のしっかりした重い扉を開いた。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

広場に行くと綺麗に整列した同じような軍服をした兵士達が並んでいた。
私は、整列している兵士の前に置いてある台の上に立った。

「敬礼!!」

勇ましく私が叫ぶと兵士達は、一斉に敬礼をした。

「これから！朝礼を始める！隊長に敬礼!!」

私の脇に立っている隊長に一斉に兵士は、身体を向き直し敬礼をする。

「ごくろう。モユカ副隊長。戻りなさい。」
「はい！了解であります！」

この、隊長なる男。
＜ゲハル・ルーソ＞
は、隊長でありながらも戦いの時はいつも最前列で指示をしながら戦う超エリートだ。
そして、紹介が遅れたが私は、副隊長。
＜モユカ・ブルーナ＞
です。副隊長になったのは、つい半年前でまだ不安しか無い。

「それでは、朝礼を始める。やすめ!!」

その号令と共に私と兵士達は、やすめの姿勢をとる。

「今日の内容は、次の戦争の日時と命令だ。今回はこっから南西100kmほど先にある、野原で行う。今回こそ!!我々帝国軍が、完全勝利を勝ち取り!!魔王軍の奴らに降伏をさせる!!今度こそ魔王軍が逃げる前に確実に兵士を全滅させろ!!返事!!」
「はい!!了解であります！」
「その為にまず、戦力を以前に加えて更に付けなければならない!!皆、精進するように！...以上だ！」
「敬礼!!」