teardrop
第2章 2滴
反省会が嫌だったが、透花は毎日学校には通っていた。
そんな透花が3日続けて休む。
父からの暴力で足首を捻り、顔を食卓に打ちつけて翌日になっても顔の腫れはひかぬままだった。
母が透花の顔を見るや「今日は休みなさい」と言うと、透花の見てる前で学校に電話をする。
「娘が昨夜、お風呂で転んで怪我をしたので休ませます」と適当な理由を付けて連絡していた。
母は透花の怪我を心配してるわけではない。
怪我をしても病院に連れてく事は滅多になかった。
父が透花へ暴力を奮う事が世間にバレると社会的に都合が悪いと思ってるからだ。
透花は顔や足首に痛みを感じたが、学校での反省会の心配も無く過ごす事ができると思うと今回は少しばかりホッとした。
だが、3日後の夜には顔の腫れがひき、母に明日から学校に行くよう言われて透花はガッカリした。
学校で透花がいじめを受けてるというのは一部の人が知るのみ。
仲良かった友人達は、いじめの事を気付いてはいたが、真紀達の事が怖くて触らぬ神に祟りなしって感じで透花を無視してる。
『反省会、無ければいいのに…』
そんな事ばかり考えながら登校した。
そんな透花が3日続けて休む。
父からの暴力で足首を捻り、顔を食卓に打ちつけて翌日になっても顔の腫れはひかぬままだった。
母が透花の顔を見るや「今日は休みなさい」と言うと、透花の見てる前で学校に電話をする。
「娘が昨夜、お風呂で転んで怪我をしたので休ませます」と適当な理由を付けて連絡していた。
母は透花の怪我を心配してるわけではない。
怪我をしても病院に連れてく事は滅多になかった。
父が透花へ暴力を奮う事が世間にバレると社会的に都合が悪いと思ってるからだ。
透花は顔や足首に痛みを感じたが、学校での反省会の心配も無く過ごす事ができると思うと今回は少しばかりホッとした。
だが、3日後の夜には顔の腫れがひき、母に明日から学校に行くよう言われて透花はガッカリした。
学校で透花がいじめを受けてるというのは一部の人が知るのみ。
仲良かった友人達は、いじめの事を気付いてはいたが、真紀達の事が怖くて触らぬ神に祟りなしって感じで透花を無視してる。
『反省会、無ければいいのに…』
そんな事ばかり考えながら登校した。