幼馴染みと俺
第1章 出会い、そして今
ある日の朝
愁「ふぁ……ねっみ」
いつものように学校へ行くべく家出ると
龍「おはよー愁。今日も可愛いな」
そう言って俺の肩を掴んで引き寄せる
愁「龍司てめっ…はなせ!!」
湊「おはよう二人とも。今日も朝から元気だね」
愁「湊!!ちょ、コイツなんとかしてくれよ!」
湊「龍司また口説いてるの?懲りないよね」
龍「まあな。ま、無視されてないあたり脈ありじゃね?」
愁「ねーよ」
隙をみて腕から抜け、湊でガードする
龍「あーあ逃げられた」
愁「お前の思い通りになんかさせねぇよ!」
龍司にべーっと舌を出して精一杯の威嚇をした
効果あるのかって?知らん
郁「なに可愛いことしてんだ」
声が聞こえたと同時に背中に感じる重み。郁斗が後ろから抱きついてきたらしい
愁「うっせ。つーか重い!」
郁「あ?誰が重いだ?もっぺん言ってみ?」
愁「いでででで!ごめんって!」
郁斗の頭グリグリはマジで痛い。頭蓋骨割れるかと思ったぜ…
郁「分かればよし」
龍「あれ、圭と晃は?」
湊「また寝坊じゃない?そのうち走ってくるよ」
すると後ろから走ってくる音が聞こえる
愁「噂をすればってやつだな。おせーぞー!」
晃「うるせぇ!こっちにも色々あったんだよ!」
圭「昨日遅くまでゲームしてた」
愁「へー?それで寝坊とは晃くんお子ちゃまですねぇ〜?」
湊「こーら二人とも朝からやめなさい。」
毎日の恒例になりつつある俺と晃の言い合いをこれまた恒例になりつつある湊の仲介が入る
こうして俺達の新しい1日が始まった