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幼馴染みと俺

第2章 これが日常

昼休み

晃「腹減ったああああ!!」

愁「飯だああああ!!」

授業が終わると俺達2年組は屋上へとかけ上がる。

晃「なんだよ3年組まだ来てないのか」

愁「先に食っちまうか」

そそくさと自分の弁当を広げる

郁「誰だそんな意地の悪いこと言ってんのは」

座って弁当に手をつけようとしていると俺の肩に顎を乗せてくる郁斗

愁「ふぁらへってたんらよ」

郁「食いながら言うな。ったく」

腰に手をまわされたかと思えば頬に感じる柔らかい感覚

愁「?!!」

龍「なーにイチャついてんの。俺も混ぜて♡」

そう言って目の前に座り込んできた龍司。
郁斗の頭がある頬とは逆の頬にスッと伸びてきた手

愁「なっ!なんなんだよお前ら!!」

前と後ろが塞がり身動きが取れずにジタバタしていると

湊「こら愁が困ってるだろ。弁当食べさせてあげなよ」

み、湊……!!本当いつもいいタイミングで助けてくれるよな!

愁「俺湊好き」

龍、郁「…はあ?!」

湊「愁、今日あんまりお腹減ってないからさ、俺の弁当食べる?」

愁「食べる!!」

湊「おいで」

自分の足の間をポンポンしている。ここに座れってことか?

言われた通り湊の足の間に座る

すると口元に卵焼きが運ばれてくる

愁「なあ湊。流石にこれは恥ずい…」

湊「なんで?他に見てる人いないよ」

龍、郁「俺らがいるだろ湊おおおおおお!!」

そのときは皆がこう思った『湊ひでぇ!!!!』

愁「それもそうか。あー…んむ。美味い」


湊が勝ち誇ったような笑みを見せたことに誰も気付いていなかった

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