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ディアブロ☆~共同生活約150日~

第14章 初めて


私は午前中に用事を済ませ

お昼を食べたあと

リビングで報告書を

書きながら過ごしていた。







(今日は…夜の音楽番組の生放送が

終わってからみんな帰宅だから

帰ってくるのは23時くらいかな…。)






そう考えながら私は一人で

軽く夕食を食べて

テレビのスイッチを入れた。









『お、始まった始まった。』







テレビの前には今朝まで

一緒だったメンバーが

衣装とヘアメイクをキメて映っている。







(私、この人たちと暮らしてるんだよなぁ。)





テレビで彼らを観るといつも

そう感じていた。





(それより…。)





私はテレビに映った

琉斗くんが気になった。



琉斗くんは普段から

あまり口数は多くないが

番組に出ている間は

笑顔でいて少しホッとした。






(今周りの人やテレビ観てる人は

琉斗くんが熱で辛いの

わかってないんだろうな…。

薬飲んでくれたかな。)







そう考えながらぼんやり観ていると

彼らの出番がやってきた。







(琉斗くんちゃんと踊れてる。)





私の心配をよそにのびのびとしている姿があった。








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